甘味のいえの台所

京都府木津川市という所で手作りのお菓子やパン、自家製のあんみつや、こだわりのコーヒーなどを楽しんで頂けるお店をしております。お菓子のお話や、お店のお話、家の看板犬の「花」も登場します。お時間がございましたら読んでみて下さい。

2014年09月

明日から10月ですね

こんにちは!串竹です。
今日は9月最終日。明日から10月。
衣替えのシーズンです。

当店もランチメニューも10月のメニューに変更ですので、
前回の営業終了からずっとバタバタしております。

お客様にとってはご不満な点も多いと思いますが、
私共の今できる最善を尽くして頑張り続けますので、
どうか、末長いお付き合いを宜しくお願い致します。

明日も開けさせて頂けそうです。
今日も感謝!串竹でした。

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いつもは朱色の垂幕に隠れている小さな看板くんです。宜しくお願いします。


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パンが焼けない!!(母の叫び)

こんにちは!串竹です。
9月の最終週が終了しました。
あっという間ですね。

9月の最後は連休開けで、尚且つ台風が来るとか来ないとか・・・。
お客さんも少ないと思っていたのですが、
そんな中、お客様にいらして頂けて、本当に感謝です。

それに、昔から知り合いだったお客様に思いがけず来て頂けて、
何だかとても嬉しい一日でした。

少し早い目に店を閉めましたが、ギリギリ閉店までお天気も持ちました。

最近の義母はランチの仕込みで精一杯で、
本職のパンが焼けない!と叫んでおります。
なんとかお手伝いしたいのですが、
私も和菓子の制作に手一杯でして誰もが一生懸命ですのに手が足りない状態です。

なんとかパンを焼いて頂けるように頑張りたい・・・。
最近の私の口癖です。

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秋の実りですね。
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お店からの風景です。
まだ始業前ですけど木津南中学では練習が始まっています。

来月も頑張ります。
お客様に感謝。串竹でした。


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「あんみつ」の歴史

こんにちは!串竹です。
今回は当店が甘味処たる所以、
あんみつ屋の「あんみつ」について雑学など書かせて頂ければと思います。

まず大事なことは「あんみつ」というものは「みつ豆」というもののレパートリーの一つということだそうです。「みつ豆」というものが無かったら「あんみつ」もすぐには生まれなかったかもしれません。

「みつ豆」は現在も東京浅草でお店を開いている「舟和」というお店が明治30年代初めに作ったのが最初です。
明治30年代は海外からの文化がたくさん入ってきて、文明開化、ミルクホールやビヤホールといったお店が作られた時代でした。
この頃に「舟和」さんは、「大人でも喜ぶ甘味」はないかと考えて、モダンな銀の容器にカンテンとパイナップルやアンズ、みかんやギュウヒをのせ蜜をかけ、さらに銀のスプーンを添えて出しました。
これが「みつ豆」の最初です。

この舟和さんの「みつ豆」の原型となったといわれているのが、江戸時代末期にあった、白米の粉を練った新粉餅と赤えんどう豆を混ぜ、それに蜜をかけた食べ物です。

では「あんみつ」が生まれたのはいつのことでしょう。

「みつ豆」にあんこをのせた「あんみつ」は、現在も銀座五丁目のコアビル一階でお店を開いている「若松」さんが最初です。
「若松」さんは明治27年に上野で和菓子屋をしていた森半次郎氏が銀座にお汁小屋を開業しスタート。二代目の方が自慢の「自家製あん」を生かした食べ物はないかと知恵をしぼって考案したのが、「みつ豆」に「あん」をのせて、提供することでした。
この食べ物は二代目さんの思惑通り大評判になり、あっという間にひろまったそうです。
これが現在の「あんみつ」の輝かしい誕生までの流れです。
(http://www.takato-y.co.jp/anmitsu.htmタカトーさんのHPより抜粋)

シンプルな組み合わせだからこそ、よい素材を選ぶのがおいしさの秘訣です。
当店の素材についてちょっと自慢を書かせて頂きますね・・・。

【テングサを煮出して造った寒天だからプリプリ】
まさしく当店の寒天は伊豆新島産のてんぐさを2時間かけて煮出し、丁寧に漉してつくる、昔ながらの製法でできた寒天です。ですから、粉末や棒、糸寒天といった出来上がった寒天とは違い、風味豊かで、食感もプリプリした感じがあります。良く味わって頂くと本物だとわかるはずです。

【北海道十勝産の小豆からつくったあんこ】
なぜ十勝のあずきが良いのか?
小豆はとてもデリケートな作物です。暖かい気候を好むのですが、小豆の有名どころは「丹波」「十勝」どちらも冷涼な場所ですね。小豆の場合、全国の収穫量の8割以上が北海道産で、北海道産の3割以上が十勝産です。なぜ十勝が小豆の産地なのでしょう?
①昼夜の寒暖差が大きく、小豆の糖分が高くなる
②連作ができない作物で、4年以上土地をあけなければならないので、広い面積がなければ採算がとれない
③冷涼な気候のもとで育つと、タンニン(渋み)の含量が少なくなり、風味がよくなる
そのようなことで十勝産の小豆が好まれています。

【沖縄の黒糖使用の黒みつ】
皆様ご存知のように、黒糖は沖縄波照間産のものが良いとされています。
やはり、他のものと比べると旨みやコク、香りなどで差があります。

私達なりに考えて色々を食材を試してみた結果、上記のような素材になったのですが、
他の業者でもこだわってらっしゃる業者さんがいて、
そんな業者さんが同じ素材を選んでおられる記事をみつけましたので、
嬉しくなって引用させて頂きました。
簡単にできる方法もあるのですけど、ちょっと自己満足かもしれませんが、
「美味しいの」が食べたくてつくってみたのでした。

皆様、もしお時間がございましたら、当店自慢の「あんみつ」を宜しくお願い致します。
今日も感謝。串竹でした。


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今度の季節限定あんみつは葡萄です。

こんにちは!串竹です。
朝晩の涼しさは本当に夏が終了したと感じさせますね。

9月14・15日と連休ですが、
溜まっているお掃除や洗濯をしていたらすぐに1日が過ぎてしまいます。
12日には木津南中学でも運動会があったようで、
家の「花ちゃん」(柴犬の女の子)がスタートの「パンッ」という音に恐れおののいておりました。

そんな秋を感じる今日この頃、
季節のあんみつも新作を作りました。

今回は「ぶどう」です。
ぶどうは酸味があって、いままでのあんみつとちょっと感じが違います。

もちろん、葡萄一つ一つ皮をむいて、自家製の蜜(てんさい糖や水あめなどで作っています)とを煮詰めて、もう一度フレッシュな葡萄の実を投入してミキサーにかけて口当たりなめらかにした蜜がメインですが、それだけではどうしても葡萄の感じが弱く、今回は葡萄の果実もあんみつにのってきます。

あと、ぶどうのフローズンヨーグルト(これも果実をたくさん投入しています)とブルーベリーのフローズンヨーグルト、濃厚バニラアイスの三重奏も楽しめます。

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今週9月17日から始めます。
お時間がございましたら一度食べてみてください。
宜しくお願い致します。

今日も感謝です。串竹。


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あんみつ屋がランチ作ってごめんなさい

こんにちは!串竹です。

9月も1週間が「あっ」という間に過ぎ去りました。
雨が降ったり、日照りで暑すぎたり、
お庭のお手入れが滞っております。
お見苦しくてすいません。

ところで、私共ではランチを始めて3ヵ月目になりました。
おかげ様で、毎回ご用意させていただく数も増えており、
貴重なお昼の一食に当店を選んで頂いたお客様に感謝、感謝です。
お席の関係でお断りしてしまったお客様には本当に申し訳ございません。

今のところメインは月替わりでメニューを変更させて頂いております。
お惣菜の方は少しづつ変わることもあります。
毎回、少しでも楽しんで頂けるように知恵をしぼって頑張ります。

最初は「あんみつ屋」が「お昼ごはん」なんてという思いもありました。
でも、来て頂くお客様のお問い合わせを聞いていると、
「ランチありますか?」というお問い合わせが結構あって、
「うちは手が無いから無理!」というお義母さんをちょっとづつ説得し始めました。

以前にも書きましたが、
もともと「串竹」という屋号は義父と義母が、
滋賀 大津で20年以上続けた串揚げのお店をしていた時の屋号を使わせて頂いたものです。

瀬田の駅前ということもあって、結構なお値段にもかかわらず、
大層繁盛して、基本的に早い時間に予約で満員になってしまい、
いつ行っても「閉まっている店」と言われていたそうです。

私もご一緒させて頂いたことがありますが、
有名な騎手の方(武豊さん、幸四郎さん、福永祐一さんなど)や調教師の方々が、
栗東からわざわざ食べに来て頂いていたそうで、
身内が言うのもなんですが、義父の串揚げは「知る人ぞ知る」という感じでした。
油やパン粉、塩や醤油、すべての材料から器やお箸に至るまで、
徹底して自分の気に入ったものしか使わないこだわりで、
自信があるからなのか、美味しいうちに食べないお客様に注意するような方でした。

「義父の串揚げを再現できないか?」
それは意外にも夫の提案でした。
「ランチをするにしても、お客様にお出しするのだから適当ではダメ!」
「自信を持ってお出しできる料理は今のところ串揚げですから、
串揚げか関連する揚げ物を使ったランチができないならランチはできない」
夫はそう言って、母に自分も手伝うから一度教えて欲しいとお願いしたのです。
「絶対無理!」と断れ続けていた義母も、
「これを揃えられるなら一度作ってみてもいい」と昔の仕入れ先のメモをくれたのでした。

仕入れ先も今は変わってしまっているところもあり、
あちこち電話したりして必要なものを代替え品も含めて用意できてからが大変・・・。

何とか形になるように義母と夫の喧嘩まじりの練習の日々がはじまりました。
(夫と義母の言い合いは結構激しいです・・・)
やっと及第点を貰うことができ、なんとかランチをお出しできる状態まできましたが、
毎月、私と夫と義母の三人でメニュー作りをする度に一騒動。
義母は昔の様な高級食材を使ったものを提案するし、
私は季節のものや地元食材を使えないかを考えるし、
夫はコストパフォーマンスを言うしで度々話し合いがストップします。

それだけ頑張っても、まだまだ義父の串揚げには及びません。
自分達でもそれはわかります。
でもでも・・・。
これからも精進して義母にも、お客様にも、もっと喜んで貰えるように頑張りたい!
皆様の「おいしかった。」が最高の励みになります。
わがままなお店ですが、温かい目と広い御心で見守ってやって下さい。
皆様に感謝!串竹でした。


そんな話をしていたら、当時のマッチが出てきたのでアップします。
お店のロゴの入ったマッチなんて時代を感じますね。
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